腕にあたる部分。モーターマウントから機体本体までの棒状のことを言う。
5.8Ghzの電波を利用した機体を利用するために必要な免許。
バッテリー自身にCPUを搭載し、バッテリーの状態(バッテリー残量、充放電状態)などを独自で管理できるもの。一般的に価格は高額になる。
薬剤で液状タイプを上空から散布するための装置。
機体を前後に傾き移動すること。
機体を左右に動かすこと。
地面の模様などを認識して自らの位置を把握することができるセンサー。通常ドローンは GPSを用いて位置を把握するが屋内などは GPSが取得できないので、このようなセンサーを用いてドローンを安定させることが多い。
操縦者の事を指す。基本的に産業用マルチローターでは、操縦者といわずオペレーターと呼ばれていることが多い。
回転翼が8枚のマルチコプター。
軽量・強固だが、生産が困難なため高価。素材の名称。レーシングカーなどにも利用されている。
過充電とは、リチウムイオン電池などの二次電池が満充電状態(100%)からさらに充電された状態のことを指します。
機体の進行や姿勢(傾き)を計測することが可能です。
蓄電池などで放電終止電圧を下回った状態で放電をすること。蓄電性能の低下につながる恐れがある。
気圧センサーとは、空気が押す力の程度を検知するためのセンサー。高度と速度を気圧センサーから計測できる。本機能によって機体の飛行速度を計測することができる。
ドローンを操縦するためには、電波を発する機器の国内で必要な登録書です。技適マークの認定を受けたものでなければ操縦してはなりません。国内販売されているものであればすでに認可が下りているものばかりですが、海外製のものは注意が必要になります。
回転翼が 4枚のマルチコプター。
ドローン(マルチコプター)によっては、ポジショニングカメラや障害物検知センサーが搭載されている。地表面の状態を撮影し、機体の水平維持や離着陸の安定化が実現。
国土交通省は、国土の総合的かつ体系的な利用、開発および保全、そのための社会資本の整合的な整備、交通政策の推進、気象業務の発展並びに海上の安全および治安の確保などを担う官庁です。中央省庁等改革の一環として、2001年1月6日に、旧4省庁(北海道開発庁、国土庁、運輸及び建設省)を母体として設置されました。より良い行政サービスの提供を目指し、総合的な国土交通政策を展開していくこととしています。
センサーや計器が正しく計測されるための作業。フライト前や鉄など電波障害の多い場所に長時間ドローンを置いた場合は実施しましょう。
同じ周波の電波が混じり合ってしまい、正常にドローンと通信できなくなってしまうこと。
航空機から散布した際に均等に散布することが可能な幅。産業ヘリコプターでは7.5m、産業用マルチローターで4mが基準になります。
人が操作をしなくても無人航空機が自動で飛行を行うことをいう。
送信機から発信された電波や振動電流を受信して、操作情報を取り出す装置。
機体の回転を計測することが可能です。
通常操縦者は1人で行うものだが、操縦権切替装置を用いることで2つの送信機で1台を操縦できるようになる。そうすることで、遠い場所の作業でも全て目視内で安全に作業を行うことが可能。
超音波センサーは送波器から超音波を対象に向け発射し、その反射波を受波器で受信して対象物の存在を検出する。超音波の発信から受信までに要した時間と音速とを比較してセンサーから対象物までの距離を算出する。高度制御や障害物検知ができる。
機体の電圧を遠隔地でも知らせることができること。主にドローンのテレメトリーとは、機体バッテリーの残量を操縦者に知らせることをいう。
日本の電波監理の基本法。1950年制定。電波の利用は各種の情報の伝達の手段などとして欠くことのできないものとなっているが、この電波は共通の空間を伝搬する物理的特性を有しているところから、利用者の自由に任せておくと相互に混信しあい、結果的に電波の利用が不可能になってしまう恐れがある。また目には見えない電波も、決して無尽蔵に存在するものではなく、人類にとって共有の有限な資源であるので、一定のルールに従って使用する必要がある。
液体噴霧ノズルから吐出される際の噴霧角度。これが広くても狭くても最適な散布幅内の散布ができないため厳密な計算が求められる。
一分間に薬剤散布装置から吐出される量。日本国内で薬剤散布する場合は、液体薬剤は1 分間に0.8L、粒状薬剤は1分間に1kgが基準となる。
舵のニュートラルポイントを修正し、常に舵を取った状態を作り出すことです。
動産総合保険とは一般的に機体保険の事をいう。誤操作などにより機体を壊してしまった際に修理費などが保証される保険であり、現在では動産保険の加入を強く進めているメーカーが多い。
操縦士が乗らない、無人飛行機のこと。複数のロータをもち、全地球測位システム GPSによる自律航法装置を備えた小型のマルチロータヘリコプタをさすことが多い。
無人航空機の飛行状況及び周辺区域の変化を監視し、的確な誘導を行うためにオペレーターを補助する補助員のことを指す。産業用ドローンは一人で作業することは少なく、安全面を考えて補助員が必ず配置されます。
1年に一度メーカーもしくは整備所によって異常がないか点検を行うことをいう。産業用ドローンは年次点検に出すことが一般的。
送信機と受信機の通信が途絶えて機体を操作できない状況。
ドローンの機体に農薬散布装置を取り付け飛行し上空から薬剤を散布することができるマルチローター。
農林水産業における航空機による薬剤、肥料などの散布や航空機を利用する事業の発展を図るため、農林水産航空事業の実施に関する情報の収集・提供、調査研究、新技術の開発、その他農林水産航空事業の振興に関する事業を行うことを目的として、昭和37年(1962年)2月16日に農林省(現:農林水産省)の認可を得て「社団法人農林水産航空協会」として発足しました。
賠償保険とは一般的に対人・対物保険である。この保険は今では加入していないと国土交通省からの申請許可を取得できない可能性がある。
リポバッテリーの状態を確認するもので、使用するにあたりかかせないもの。必ずバッテリーチェッカーを利用してバッテリー状態を確認する。
バランス充電とはセル単位でバッテリーの電圧を監視し充電完了電圧を超えないように各セルの電圧を揃える充電方法で単セル充電とも言えます。
風速計とは風の強さがどれほどの強さかを計測するもの。一般的にドローンの飛行限界風速は8m/sまでと言われている。それ以上も飛行は可能だが経験が必要になる。
機械は壊れたときに、自然にあるいは必然的に安全側となることが望ましいが、そうならない場合は意識的な設計が必要である。たとえば自動車は、エンジンが故障した場合、エンジンの回転を制御できないような故障ではなく、回転が停止するような故障であれば、自動車自体が止まることになり安全である。このため、回転を止めるような故障モードへ自動的に(自然に)落とし込むような設計思想が、フェイルセーフとなる。
飛行機の場合は、エンジンが回転停止した場合、墜落ということになりフェイルセーフとはならない。しばらくは滑空し無事着陸できるような機体設計にする、ETOPSを取り入れる、フォールトトレラントという別の思想が必要である。ヘリコプターのエンジン停止においては、オートローテーションという飛行方法により飛行機同様滑空して着陸することができる。
動産保険を適用した際に加入者が修理代金に足して何割かを負担することをいう。ドローン保険は負担金2割が多い。
本来とは異なるGPSを機体が検知して思わぬ方向へドローンが勝手に飛んでしまうこと。この場合の対策はGPSを送信機で切ってマニュアル操作で着陸するしか方法はない。ただし、近年のドローンではフライアウェイの対策を講じられているものが多くなっている。
飛行の制御を行う物。ドローンの脳みそ部分にあたります。フライトコントローラーがあることでドローンは自律飛行ができます。GPSやジャイロ、加速度、磁気などのさまざまなセンサーが搭載されています。
機体を止めたいときに、移動している方向とは逆の方向に機体を傾けることをいいます。
ブラシと整流子を持たないモータです。回転子が永久磁石の界磁で、電機子は固定子側にあり、転流は外部の駆動回路によって行われる。
ローターと外部が接触することを防ぐガードのことをいいます。
送信機。RC用送信機を一般的に「プロポ」と呼んでいますが、語源は「プロポーショナル=比例する」ということで、プロポの操作に比例して動作させることから、簡略的に送信機のみをプロポと呼んでいます。
機体に付属している推進部品であるモーターがどれほどのものを持ち上げられるのかを表す数値。一般的にこの数値は機体重量とバッテリーの重量も含まれているため、ペイロード10kgと記載されている場合は、10kgの物質を持ち上げれることが出来るわけではないので注意すること。
回転翼が6枚のマルチコプター。
産業用ドローンは12Sの44.4Vのバッテリーを使用しているのが多く、LEDなどを点灯させるには12Vに変換することが多い。その変換するための機械を変圧器と呼ぶ。
薬剤を噴霧している最中に停止した時に、1秒以内に薬剤の吐出をとめることができるノズル。止めた後はぽたぽたと落ちないように、ノズル先端付近に弁があり停止するとその機構で抑える。
空中に機体を静止させる動作です。
操縦者を保護するための作業方法です。手前側は横向きに散布を行います。そうすることで操縦者に機体を近づける回数を少なくし安全を確保します。また、操縦者に散布液が飛散することも防ぎます。
マルチコプターとは、ヘリコプターの一種であり、3つ以上のローターを搭載した回転翼機のことです。「マルチローターヘリコプター」や単に「マルチローター」とも言われます。
その名の通り、機体に人が乗り込むことなく無人で航空する機体のことをいう。英語の頭文字からUAV (UnmannedAerialVehicle,UnmannedAir Vehicle)と呼ばれる事も多い。日本では、2015年12月10日に施行した改正航空法で「無人航空機」が定義された。『航空の用に供することができる飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船その他政令で定める機器であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの(200g未満の重量(機体本体の重量とバッテリーの重量の合計)のものを除く)』となっている。200g以上の、飛行可能な模型航空機など殆どの飛行可能物体が含まれるが、一般的な紙飛行機や竹とんぼは遠隔操作や自動操縦ができずまた重量の面から無人航空機には含まれない。
操作モードの違いによって、操作時の機体の挙動(上昇下降・左旋回右旋回)が異なるのである。「モード 1」は日本で主流で、「モード 2 」はアメリカで主流。
動産保険を適用する際に、加入者がある一定金額を負担することをいう。ドローン保険では免責10万円が多くみられる。
機体を(上から見て)左右に回転させる舵。
薬剤で粒状タイプを上空から散布するための装置。
リチウムイオンポリマー二次電池または LiPo、Li-Po、リポ、リチウムポリマーという。電解質以外は基本的にリチウムイオン二次電池と共通材料を使用しており、高エネルギー密度と高性能が可能。
回転するもの、回転体。(プロペラ)
DJIの呼び名で、気圧センサーのみを使用して飛行するモード。このモードでは、風に流されるため初心者にはホバリングなどは困難になる。本来ドローンを使用して業務を行うにはAモードで十分に飛行できる技量になってから行うことを推奨している。
バッテリとモータの間に取り付け、モータにかかる電圧を制御することで、回転速度を変化させるコントローラです。バッテリの電圧を超高速でON/OFF制御して小刻みにモータに伝え、送信機のスロットル位置に応じて電圧ONの時間を変化させることで、モータの回転スピードをコントロールする電子機器。
リポバッテリーのモーターから要求された電力にどこまで対応できるかという指標です。この数値が高ければ高いほど放電できる量が大きくなります。
ドローンに積載されたカメラでまるでドローンに乗っているかのような気分で撮影や操縦を行えることです。
日本に唯一あるRC製造メーカー。日本製の産業用ドローンはほとんどがこのFUTABA製の送信機を利用している。信頼性は非常に高い。
宇宙にある衛星を用いた測位システムGNSS(全球測位衛生システム)の一部です。GNSSのうち、米軍が開発したものをGPSと呼んでいます。GPSの類似として、ロシアが開発したGLONASSなどがあり、GNSSはそれらを含む総称になっています。
人工衛星を利用した位置情報計測システム。宇宙に存在しているGPS衛星から送られてくる信号を受信して、現在地球のどの位置にいるか正確に把握することができるシステムになります。
宇宙空間には30以上のGPS衛星が飛んでおり、そのうちドローンの上空を飛んでいるGPS衛星が発している信号をキャッチします。多くのGPS衛星は赤道上に存在しているため、より赤道に近い方がGPS信号をキャッチしやすくなります。
バッテリー容量を表す単位になります。
DJIの呼び名で、GPS・気圧センサーを取得して飛行していることをいう。多くの人はこのPモードで飛行している。
ラジコンの略語。
RTK(リアルタイム・キネマティック)では、GPSやGNSSといった測位衛星からの電波を受信するだけでなく、地上に設置している「基準局」からの電波を同時に送受信をすることで、測位の精度を高める仕組みです。RTKによって精度が数センチ単位になることで、産業用途としての安定度が格段に高まります。
自動帰還のこと。スイッチを入れると自動で離陸地点まで帰還して、自動で着陸まで行います。ただし、緊急用に使用することとして弊社では規定している。
リポバッテリーはいくつもの電池から構成されていてそのうちの1つをセルと呼ぶ。6つの電池で構成されている場合は6セルという。
UAVは、「ラジコン飛行機」「ロボット飛行機」とよばれることもあるように無線による操作や搭載コンピューターにプログラミングを施して無人でも飛行可能になっています。